翻訳の仕事を求められるスキルについて紹介します。
語学力と日本語の表現力に加え、さらにヒアリング能力が求められます。
映像からきっちり言葉を聞き取ることができなければ、正しい翻訳をすることができません。
映像翻訳の基本は字幕と吹き替え。
似ているようですが、字幕は限られた文字数(1秒4文字という原則があります)に情報を凝縮していく力が、吹き替えは演技に合わせて自然な会話調に仕上げる力が必要となります。
翻訳業界全体の90%を占めると言われる実務翻訳は、海外からのメールやレターを訳す仕事から特定分野の専門家や実務経験者でなければ訳せない仕事まで、実に幅広い仕事が対象となります。
しかしながら、それほど専門知識がなくてもできる実務翻訳の仕事には限界があるので、将来的に続けていくことを考えると、専門分野に特化していくのがベストと言えるでしょう。
出版翻訳や映像翻訳と比較すると、語学力と日本語表現力に加え、専門分野の知識、そして、ビジネスに直結する仕事であるため、正確さやスピードも求められることになります。
実は求められるのは日本語力。
1度原書と翻訳本を見比べてみると分かりますが、直訳とは違った言葉で表現されていることが多々あります。
これが出版翻訳家として成功できるかどうかのポイント。
小説を訳す人は小説家として、学術書を訳す人は学者として文章を書く資質が求められるということです。
もちろん、最初からそのレベルを求められるわけではありません。
時間をかけて、そのレベルに達すればいいだけのこと。
年齢を重ねるごとに幅が広がり、腕が上がっていくのが出版翻訳の魅力でもあります。